死別から立ち直ったと思ったけど、そんなことなかった…【死別2年目の地獄】

Izumi

20代で夫と死別して2児のシングルマザーになったIzumiです。

約2ヶ月半、ブログの更新が滞ってしまいました。

正直なところ、かなり落ち込んでいました。かなり…。

そんな近況を綴ってみたいと思います。

これを機にまたちょこちょこ更新していきますので、よろしくお願いします。

死別の苦しみに飲まれる日々に逆戻り

死別から10ヶ月以降の穏やかな日々

他の記事にも書いた通り、私は死別から10ヶ月ほどで、苦しみから抜け出しました。

とはいえもちろん、完全に普通のメンタルで過ごしていた訳ではありません。

⚫︎幼稚園のお友達はみんなパパがいて良いな…

⚫︎週末にお出かけすると、自分だけが不幸に感じる…

⚫︎ふとした瞬間に恋しくなって胸が痛む

⚫︎どうして我が家だけこんなことが起きたの?と心の隅で思い続ける

という気持ちは毎日感じていました。

それでも、激しい感情の波に飲まれることもなく、泣くこともなく、毎日を穏やかに過ごしていました。

死別による生きづらさを強く感じることもなく、日々の小さな幸せに感謝していました。

苦しみの闇に逆戻りしたきっかけ

死別後になんでも話を聞いてもらっていた信頼していた人も、私はすっかり立ち直ったのだと思っていたようです。

そんな時に、ふと心の奥に密かに積もっていた死別の苦しみを少し吐き出しました。

すると、奥に詰まっていたたくさんの辛い思いが次から次へと溢れ出てきました。

はじめから私は立ち直ったのではなく、完全に心にフタをしていただけだったのかもしれません。

しかし、そのフタを少し開けて心を打ち明けてみたところ、とても軽く受け流されました。

その対応に、私は勝手に深く傷付き、「誰もわかってくれない」と心を閉ざし、誰にも頼れなくなり、孤独の闇に引き戻されました。

死別2年目の苦しみ

誰にも頼れない苦しみ

心を閉ざした私は、家族にも友達にも頼れなくなってしまいました。

毎日、幼い子供2人と私だけの生活。

朝はバタバタと準備をして子供達を幼稚園に預け、家で1人でリモートワークをこなし、夕方になるとお迎え。

お迎えの時に先生やママ友と少しだけ話すのが唯一の大人との会話。

帰宅したらまた、子供2人の世話をし、家事を片付け、翌日の準備をする…。

あまりにも人との会話がないので、夕方お迎えに行く頃には声がかすれていました。

他愛もない話をする相手がいない。

子供がケガをした時の対応も全部、私1人。

家事も、オムツ替えも、買い物も、子供の遊び相手も、何もかも私1人。

子供の発達に不安を感じても、相談できる相手もいない。

寂しい。不安。孤独。でも誰にも頼れない。もう誰にも頼りたくもない…。

死別2年目、少し時間が経ったからこそ辛い

死別2年目に突入すれば、誰にも心配されなくなります。

私は見るからに元気に過ごしていたから尚更です。

誰もが私を立ち直っていると思っている。そう思うと余計に誰にも何も言えない。

かわいそうだと思われたくもない。

自分1人で立派に頑張ってみせる。

でも、どうして誰も心配すらしてくれないの?

矛盾した感情が次々襲いかかってきます。

どうして私はこんなに孤独なの?どうして夫がいないの?

私の生き方が全部間違ってたんだ。

今までの生き方が全部悪かった。

だからこんな罰を受けてるんだ。

と、自分の人生を全否定するくらい、とことん落ち込んでいました。

孤独な闇から抜け出そうともがいた対処法

理解してくれる人に話を聞いてもらう

私は以前グリーフケアの講座を受けた時に、グリーフを深く理解している人に気持ちを話すことで心の安らぎが得られることを体感していました。

そのため、ネットで話を聞いてくれる人を探し、何度かお金を払って話を聞いてもらいました。

そうでもしないと、気が狂ってしまいそうだったのです。

ココナラ電話相談で「死別」「グリーフ」などと検索して、似た境遇の方(死別シングルマザーの方)や、グリーフケアの資格を持っている方に話を聞いてもらいました。

自治体やクリニックのメンタルケアなども検討しましたが、私はなんとなく抵抗があって利用できず…。

同じ境遇の方が相手でないと「かわいそうと思われるんじゃないか?」「内心では自分じゃなくてよかった〜って思われるんじゃないか?」って考えてしまうんですよね。

同情されながら話を聞いてもらうのではなく、同じ気持ちで寄り添ってもらったり、アドバイスをもらったりしたかったんです。

同じ経験をした方だからこそ、相手の言葉も心から素直に聞くことができました。

高い相談料を払う価値があると満足できるくらい、相談後はスッキリして前向きな気持ちになれました。

(しばらく経ったらまた落ち込むので、そうするとまた話を聞いてもらってました…)

仕事のストレスを減らす

ちょうど落ち込み始めた時期から、仕事が忙しくなり時間に追われていました。

「納期に間に合うだろうか」という不安と焦りを常に心の隅に感じながら過ごす日々。

そうするとやっぱり、ネガティブな感情が大きくなりやすいものです。

「なんでこんなに、私ばっかり!」という気持ちになります。

他にも、気掛かりな予定があったり、プレッシャーを感じるようなことがあるとしんどさが増します。

仕事がひと段落つくと、気持ちも落ち着き、前向きになりやすくなりました。

ストレスになりすぎない仕事の環境を整えることは、私にとって重要なことだと気づきました。

子育てのストレスを減らす

子供に対しても「○歳なんだからこれくらい自分で出来るでしょう!」という気持ちが強くなり、怒ってばかりになっていました。

お風呂上がりも着替えずに裸で遊んでいたり、全然言うことを聞いてくれない…。

「私がダメな親だから?パパがいたら違ったのかな?」と考えて余計に落ち込み、必要以上に腹を立てて怒鳴りまくっていました。

でもある時、先生と話していて、「こんなことも出来ないなんて…」と思っていたことが、園ではきちんとやっていることを知りました。

それを機に、家では程々で良いかな、と思えるようになりました。

出来ないこともそのうち少しずつ出来るようになる。

ガミガミ言ってお互いイヤな思いをするより、大らかにいこう。

と思うようになりました。

すると子供も、ガミガミ怒鳴っていた頃よりも、すんなり言うことを聞いてくれるようになりました。

そもそも子供が言うことを聞いてくれないなんて、当たり前のことですよね…。

いつでもお利口さんにしていてほしいなんて、親の勝手な都合です。

自分を許す

自分の人生全否定モードの私。

自分の苦しみを理解してもらえない相手を許せない私。

すぐに自分の殻に閉じこもってしまう私。

素直に人に頼れない私。

ストレスを言い訳に散財してしまう私。

自分に甘い私。

そんな自分も全部受け入れるように、少しずつ心を整えました。

自己否定の気持ちが次から次へと湧いてきても、「まぁいいか」「それでも良いよ」と自分を許そうと思うようにしました。

自分を責めながら生きるのは辛いものです。

やっぱり私は私を甘やかしてしまおうと思います。

また毎日を穏やかに過ごせるように

孤独なまま、前を向いて生きる

家族にも友達にも頼れないまま過ごしているのは変わりません。

それでも、今ある環境の中でひたすら自分を甘やかすことで、また穏やかに過ごせるようになってきました。

ワガママでダメダメな自分を許す気持ちになれたら、生きやすさをだんだん取り戻しました。

それが今の私にとって、一番大事なことのようです。

パパのおかげで可愛い子供たちと美味しいご飯が食べられる

幼い子供たち、パパの記憶なんてほとんど残らないだろう。

どうやって育てていけば良いんだろう?と思っていました。

そして最近たどり着いた答えが、

「今日もパパのおかげで美味しいご飯が食べられるね」

「パパはいつも守ってくれてるよ」

「パパのおかげであったかいお家で過ごせて幸せだね」

と、毎日口に出す、ということです。

繰り返し言うことで、無意識のうちにパパの存在が脳に刷り込まれることを信じて。

ずっと言い続けようと思っています。

感謝できることを見つける

今日もパパのおかげ(遺族年金など)でご飯が食べられる。

子供が可愛い。元気に過ごしてくれている。

温かいコーヒーが飲める。(インスタントでも満足)

感謝して、自分の人生、やりたいことをやっていこう。

不安や不満を言い出したらキリがないけれど、

感謝できることを探してみたり、紙に書いてみたりすることで

人生の前向きな側面に目を向けられることが増えました。

ネガティブなことを考えながら幸せな気持ちにはなれないように、

感謝できることを探していると、ネガティブな気持ちが徐々に小さくなりました。

子供と私だけのお出かけも平気に

前までは、ショッピングモールや動物園など、ファミリーばかりを見かける場所へ出かけるのはすごく辛かったです。

でも最近は、他の家族連れを見ても何も思わないようになりました。

とことん自分に甘く、やりたいようにやって、全部許して、感謝して生きていたら、自分の人生も悪いものじゃないと思えるようになりました。

だから他の家族連れも気になりません。(少し強がりもあるかも…笑)

他の家族を機にするよりも、可愛い子供たちを目に焼き付けて、今をしっかり楽しもうと思うようになりました。

立ち直れない自分を丸ごと許す

この記事を書いていて、もしかしたら

「こんな風に前向きに考えられないよ…」

と感じる方がいらっしゃるかもしれない、と思いました。

私は本当に軽薄なので、他人を気にせず、とにかく自分を甘やかして、やりたいことをやって生きよう、と無責任に思えるから前向きになれるだけだと思います。

こんなペラペラな人間は滅多にいないと思います。。

大切な人を失って、深い悲しみに沈んでそこから抜け出せないのは、それだけ深い愛があって、きちんとした人間性をお持ちだからこそと思います。

立ち直れない自分を責めないで、前を向けない自分を責めないで、ありのままを許してあげてください。

あなたは生きているだけで、本当に偉いのですから。

自分に優しくしてあげて、少しでも生きやすくなる方が増えたら良いなと思います。

5件のコメント

少し前にコメントさせていただいたOmaです。今日またIzumiさんの投稿を読ませていただきました。
「死別2年目の地獄」というタイトルに心臓がドキッとしました。
というのは、つい先日イギリスのグリーフに関する記事を読んでいて、そこには死別2年目が一番つらい時期になる場合が多い、と書いてあったのです。2年目に死別が現実のものという事をはっきり認識するようになる、というのです。
それを読んで、えーっつ7か月でこんなに苦しんでいるのに2年目はもっとつらくなるのかと、ちょっと絶望感に襲われていたのです。で、Izumiさんの最新投稿のタイトルを見て、あーやっぱりそうなんだ、と思いました。

でも実際にIzumiさんの投稿内容を読んでみて、またどん底に落ちても這いあげることもできるんだ、と改めて感じました。やっぱり感情の波は続くのですね。自然のことなんですね。
そうですよね、一日の中でも暗い気持ちになるとき、明るい気持ちになるとき、と感情は変化しますものね。今笑っていたのに次の瞬間は涙になったり。。。

Izumiさんはご自分を軽薄でペラペラな人間と、おっしゃっていますが、とんでもない。
前向きに、前向きに、生きようと一生懸命努力なさっていて、その心の中をこれだけの文章になさっている、あなたは素晴らしい女性です!
こういう方にはこれから先また幸せになるチャンスが待っていると確信します。

お子様たちにパパのことを毎日お話しするのは素敵ですね。お子様たちの記憶の中に大好きなパパのことが残ります。
母親だって人間。自分の感情に流されることもあります。でもそのあとぎゅうっと抱きしめてあげればいいのですよ。
私も年少のほうの孫たちには、いつもスマホにたくさん入った指針を見せながら彼らのスーパーオパがどんな人だったか、どんなに孫たちを愛していたかを話しています。大きい孫たちのほうはまだ祖父のことを話すのが難しいようです。でもしっかり記憶に入っていることでしょう。

私も身近な人の慰め、アドバイスにずいぶん傷つきました。私は考えすぎでネガティブ志向の人間だからかもしれません。
でも今までそれほど親しくなかった何人かの人たちが、死別の経験がなくても、何のコメントもはさまずに話を真剣に聞いてくれ、とても穏やかな気持ちになることができ、改めてその人たちの人間性を知ることができました、うれしい新発見でした。

クリスマス、お正月。本当につらいシーズンですね。とっても寂しいです。

新しい年がIzumiさんとお子様たちにとってお幸せな年となりますように心からお祈りいたしております。

Omaさん、コメント本当にありがとうございます。
大晦日に読んだおかげで、温かい気持ちで2023年を振り返れました。
素晴らしい女性だなんて言っていただけて、それだけで幸せな気持ちになれました!

死別2年目、辛い時期は本当に地獄だと感じました。
それでもここ1年は、かなり穏やかな気持ちで過ごせる時間も多かったです。
人によって全然違うとは思いますが、1年目の方がよっぽど苦しかったです。

身近な人の言葉に傷付くのは、Omaさんがネガティブなのではなく、経験しないとどうしても分からないことなんでしょうね、、分かってほしい人に理解してもらえないのはすごく辛いです。(未だに距離を置いたままの相手もいます、、)
反対に嬉しい新発見は、本当にありがたいものですよね。

1年前の年越しと比べて、あぁだいぶん前に進めたな、と感じます。
2023年のお正月は「こんな絶望の中を生きてるだけで偉いんだ」と思っていましたが、
今は「2024年は旅行に行きたい、仕事もしっかり頑張ろう、運動もしたいし英語の勉強もしたい!」なんて、とても意欲的な気持ちです。
1年前では考えられなかったことです。

クリスマス、お正月、夫がいてくれたらどんなに良かったかと何度も義理の家族とも話しながら、
それでも楽しく笑顔いっぱいで過ごせています。
失ったものが大きすぎますが、それでも、あるものへ目を向けて生きていきたいと思います。

Omaさんはまだまだ日も浅く、ご主人と過ごされた時間がとても長い分、苦しみも続くかもしれません。
それでも、私に温かいメッセージを送ってくださる優しいお人柄からも、これからの人生も豊かに過ごされることを感じます。

Omaさんはお孫さんたちに、私は子供たちに、最愛の人の素晴らしさをこれからも伝えていきましょうね。
Omaさんの2024年も幸せな年になるようお祈り申し上げます。

IZUMIさま

はじめまして。
本当につい先日、最愛の妻(43)を脳腫瘍で亡くしたシングルペアレントです。

息子と娘の卒業、入学と妻の病気の時期が完全に被り、それはもう一言では伝えられない大変な時期でした。

今も手続きなどに追われながら家のこと、
毎朝のお弁当作り、学校のあれこれ。
そして仕事。

一つ一つ目の前のタスクを片付けているところです。

辛い日々の中で心のコントロールをするために情報を仕入れていたところ、IZUMIさんのブログに辿り着きました。

どの記事も一行読んだだけで涙が溢れてしまいました。
でもこのブログを見つけられて良かったです。

妻と一緒に過ごして19年。私にとってはあまりにも短すぎる時間です。

この10年は2人で共にビジネスを行っておりましたので、365日どんな時も常に一緒におりました。

それが今年に入って脳腫瘍と診断され、
たったの2ヶ月で他界。

妻が戦略や企画を考え、私が形にするという2人で1人の人間のようなスタイルで過ごしてきました。

今はまさに体を真っ二つに切り裂かれた状態です。

感情の波と向き合いながら、2人の愛の結晶である2人の子供を守るため、前に進んでいきます。

たくさん書きたいことがありますが、とにかくこのブログに出会えたことへの感謝をお伝えしたいです。

本当にありがとうございます。

再びコメントさせていただきます。
以前もコメントさせていただき、その際は返信いただきありがとうございました。
とっても心強かったです。

死別11ヶ月となりました。
共感性0の義実家に苦しめられ、いよいよそこも捨てて実家に戻ってまいりました。
そうすると、苦しめられてたものから逃れられ、
純粋に夫がいないことを悲しむ日々がやってきました。
息子も幼稚園にいき始めると、
仕事も辞めてしまったので自分の時間ができ、ありがたいのですが、
考える時間もできました。

やっと、夫がいない日々のスタートを実感している感じです。
そこで久しぶりなIZUMIさんの記事を読みたくなりました。

やっぱり救われます

どう生きていけば良いのかな、
でもどうしたって
生きていかないといけない。

私はまだまだ焦りすぎています。
悲しみ切った方がいいとかもいうけど、
何ヶ月かで悲しみきれるものでもないですよね。

息子がよく話せるようになってきて、
あー、夫がいたらどんな話をするのかな、何で考えて泣いてました。

私とももっと話してほしかった。

生きてるだけでえらい。
同居始めた
親にも気を遣ってるけど、
生きてるだけでえらい。

死んだわがままな娘が、生きてるんだと思ってもらおう。

生きてる死人がいるんだと思ってもらおう、死人の割にはとっても元気。

もっと好きなことして、
子どもに好きなことさせて
好きなもの買って生きてみよう

夫がこんなに幸せを甘えてくれたのに
どこに行ったんだ私の幸せ
幸せマインドは持ってるはずなのに。

すみません、なぞのつぶなきでした

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